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あいさつ

新しい年になりました。読者の皆様方、本年もよろしくお願いします。

1~3月にかけて静岡市美術館の「ターナーからモネへ」や名古屋で開催されるダヴィンチやシャガールの展覧会などがあります。それらにはぜひ行ってきたいと思います。映画でも「空海」など、世界史的な意味で楽しみなものがあります。それらの感想は、ブログに挙げていきたいと思います。

今年も楽しかったものや興味深いものを皆様と共有できればと思っています。それでは、今年もよろしくお願いします。
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お礼

更新が少なくなってしまいましたが、読者の皆様方、ありがとうございました。読んでくださる人達がいて、とてもうれしく思います。来年はもう少し記事数を増やして、もしかしたら何の役に立つかもしれない記事を作れればいいなあと思っています。ともかく、ありがとうございました。次は新年のあいさつで更新する予定です。

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エルネスト [映画・DVD]

だいぶ前になりますが『エルネスト』という映画を観ました。キューバ革命の立役者で若者の永遠のヒーロー、エルネスト=チェ=ゲバラという人物がいます。彼から、彼と同じエルネストという名を与えられたフレディ前村という日系人がいました。その人の活動をつづった、ドキュメンタリータッチの映画です。彼はキューバへ、医学を学ぶために行くのですが、そこでボリビアの危機に接し、彼自身ゲリラ軍の一員としてゲバラたちとともにボリビアでの戦いに身を投じていく、という話です。その際に軍隊での必要性から、彼に「エルネスト」というコードネーム?が与えられたのです。ゲバラ自身も医学生だったので、自身と重なったのでしょうか。

題材上、激しいゲリラ戦の描写がてんこ盛りかと思ったのですが、ゲリラ戦は最後の部分だけで、ほとんどは伝記的にフレディの生き方を描いています。非常に興味深い作品ですが、「ゲリラ戦スペクタクル」や「エンターテインメント」という感じではありません。

作品の冒頭では、ゲバラが日本に来て広島を訪れていたという話が扱われており、ゲバラの戦争観もみられて非常に興味深い。また、スペイン語の響きはとてもきれいでした。
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否定と肯定 [映画・DVD]

映画「否定と肯定」を観ました。内容は、ホロコーストを巡る裁判で、実話に基づいているようです。
ホロコーストとは、ナチス・ドイツによるユダヤ人の大虐殺のことを意味します。この歴史的出来事を否定する、つまり、「ホロコーストはなかった」と主張するホロコースト否定論者がいます。映画ではアーヴィングという人です(実在)。アーヴィングは、リップシュタットという人が本において自分を侮辱したと裁判に訴えました。リップシュタットはホロコーストの存在は自明であるとしており、「アーヴィングのことを偏見を持っている、歴史をねつ造したと名誉棄損した」と訴えられたのです。イギリスでの名誉棄損の裁判なのですが、そこでは、「訴えられた人が自分の無実を明かさねばならない」という制度があるようで、リップシュタットと弁護士、歴史学者のチームは、文献やアーヴィングの日記、アウシュビッツ収容所の実地検証などを行い、アーヴィングの欺瞞性を明かそうとしていきます・・・

作品は歴史学の使命や歴史学の社会的意義といったところまで触れ、歴史ファンにとってとても意義深い作品でした。それだけでなく、法廷での議論のシーンは法廷物としても注目してみることができます。派手なアクションなどはありませんが、上映時間の間まったく目を離すところのない作品でした。




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パリジェンヌ展 [展覧会などの情報]

名古屋のボストン美術館で開催されている「パリジェンヌ展」に行ってきました。

この展覧会は、パリジェンヌ、すなわちパリに生きた女性たちとその生活を、絵画やポストカード、衣服などの展示を通して明かしていこうとするものでした。また、パリの風俗も感じ取ることができました。

時代は18世紀後半から20世紀まで。フランス革命を経てナポレオンが登場し、その後ウィーン体制へ、さらに七月革命、二月革命がおこり・・・・・・と教科書的には続いていくあたりです。しかしながら、その時代の女性のファッションや暮らしはあまり扱われないところでしょう。

最初に、フランス革命前夜の女性の衣服や髪形などを紹介。面白かったのが、戦艦をかたどった女性の髪形。この髪型で学校に来た生徒がいたらどうしてくれよう、という強烈な髪形です。

次は19世紀ころのパリでの女性の暮らしです。時代的には、ナポレオン後フランスが再び絶対王政的な世に回帰しそうになり七月革命や二月革命が起こっていく頃です。ユーゴーの『レ・ミゼラブル』の時代でもあります。まさに女性の地位が低かった様子がいろいろな作品を通して浮かび上がってきます。「女性が創作活動に熱中するあまり、子供が水桶で犬神家状態になっているのにも気づかい」という幾分シュールで怖い風刺画もありました。

その後、19~20世紀の装飾品、実際のパリのポストカード、20世紀の女性たちと続いていきます。絵画だけでなく服などの実物もアクセントを添えています。

社会の様子、風俗に迫る雰囲気の出た良い展覧会でした。

以下にウェブページのアドレスを張っておきます。
http://www.nagoya-boston.or.jp/exhibition/list/parisienne-201706/outline.html


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店の紹介2 [地理人]

地理の授業で海外の食材を持っていくとよく、「どこで手に入れたの?」と聞かれます。今日は、そんな質問に答えたいと思います(「企業秘密」公開だ!!)

昔の記事(2012年11月11日)では、JR東海の天竜川駅近くにある「ニッショク」を紹介しました。今回は「カルディ」を紹介したいと思います。

カルディというとコーヒーショップのようなイメージが強いでしょうか?ところが、コーヒーファンだけでなく地理ファンの強い味方でもあるのです。

ここでは、外国のお菓子、タイやベトナムなどのインスタント食品、調味料、いろいろな場所の茶、そしてもちろんコーヒー豆などを売っています。地中海性気候を代表するオリーブや、酪農製品であるフランスなどのチーズなどもあります。

私は、「ケッペンの気候区分」のところでそういった食材を教材として使用しますが、地誌の分野で活用してもいいかもしれません。地中海性気候(センター頻出)のところでオリーブの漬物を示せば、あの香りとともにオリーブが強烈に頭に焼き付くでしょう(好みでない生徒には注意です)。

ゆらゆらとさまよってみると、いろいろな海外の食品、中には授業で出てきたものにもたくさん出会えると思います。

私のおすすめ製品は「デーツ」です。デーツとはナツメヤシのことで、砂漠気候区では貴重な栄養・エネルギー源となってきた作物です。


ジーベーガー ドライフルーツ デーツ 200g

ジーベーガー ドライフルーツ デーツ 200g

  • 出版社/メーカー: 鈴商
  • メディア: 食品&飲料



こういうのです。干し柿のような感じがします。

カルディは、静岡県では浜松市のイオンや、浜北区のアピタなどにあります。下にカルディのウェブページをはっておきますね。

http://www.kaldi.co.jp/stores/shizuoka/



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大エルミタージュ美術館展 [展覧会などの情報]

栄駅近くの「愛知県立美術館」で開催されている、「大エルミタージュ美術館展」へ行ってきました。
エルミタージュとは「隠れ家」という意味で、そこでロマノフ朝の皇帝エカチェリーナ2世が美術に囲まれ、時には文化人を招いた、そんな場所です(1)。

今回の展覧会では、17世紀を中心に、各地の絵画を地域ごとに展覧してありました。イタリアに始まり、ネーデルラント、フランドル、スペイン、フランスなど多くの地域の絵を見ることができました。それぞれの地域や様式の差異を見比べられるのが大きな魅力です。

イタリアのヴェネツィアの様子、バロックの暗さと光、スペインのカトリック熱など見るところが多いです。教科書でみられる人物としては、レンブラント、ブリューゲル、ヴァトー、ルーベンスなど。前に静岡県立美術館に来たユベール=ロベールも2点ありました。私はアールト・ファン・デル・ネールという人の「月明かりの川の風景」という作品が印象に残りました。夜の明かりは月だけ、というのが素敵です。絵のうまさのみならず、よい景色を切り取っているなぁと。

私は王様にあこがれてはいませんが、これらに囲まれたエカチェリーナ2世はうらやましく感じます。

暑い夏に、皇帝の気分で冷房の効いた「隠れ家」にて絵画鑑賞、なんてのもいいのではないでしょうか?開催期間は9月18日までだそうです。



(1)井出洋一郎(監修)『世界の博物館 謎の収集』青春出版社、2005、pp160-1.
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こんなところにも [地理人]

最近ではインドカレー屋さんもよく見かけますが、このような商品もありました。

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これは「世界のグル麺」というシリーズの商品だそうです。実は私も初めて知ったのですが、インドでは北と南でカレーに違いがあるのだそうです。北側はバター系のカレーで、南はスープっぽくてより辛みが強いカレーが多いのだそうです。南のほうがより暑いから食欲を刺激し、保存に有利な辛さが強くなったのでしょうか?

どのくらい「インド」が再現されているのかは私にはわかりませんが、こうやって身近に海外の料理を感じられるのが面白いと思います。料理はその地域の気候などの自然環境を色濃く反映しているので、地理的にも興味深いです。

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世界史的切手 [アイテム紹介]

とあるところで、使用済み世界の切手が売られていたので、数枚購入しました。世界の切手はなかなか面白いものが多いのです。また、切手にはその国の特徴がよく表れています。

例えば、バチカン市国の切手は教皇の姿が描かれたものが多いですし、キューバではゲバラの切手があります。また、ナチスドイツでは1年ごとにヒトラー生誕○○年記念という切手が発行されていたそうです。

今回は、買った切手の中から世界史に関するものを紹介したいと思います。

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これはコロンブスの切手です。しかし、なぜブルキナファソでコロンブスなのかは私は知りません。大航海時代の航路の関係だろうか?

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こちらはドイツロマン派のシラー。『ヴィルヘルム=テル(ウイリアムテル)』などが知られていますね。

こうしてみると、我々が世界史で勉強するようなことが、それぞれの国の切手にしっかりと息づいていることがよくわかります。

いろいろな切手が集まれば、「切手で学ぶ世界史」などを構想するのも楽しそうです。

いくつかの切手はネットでも買えるようです。

夏の美術展 [展覧会などの情報]

夏休み期間に開催されている美術展を2つ紹介したいと思います。

1.「ボストン美術館 パリジェンヌ展」(6月10日~10月15日)(名古屋ボストン美術館)

名古屋の金山駅のすぐ近くにある「ボストン美術館」で開催されます。18~20世紀にパリに生きた女性たちを題材にした展覧会だそうです。様式的にはロココから印象派まで、広く扱われている模様です。注目点は、絵だけでなく衣装などの展示もあることです。

2.「大エルミタージュ美術館展」(7月1日~9月18日)(愛知県立美術館)

名古屋の栄駅の近辺にある「愛知県立美術館」で開催されます。皇帝がロシアをおさめていたころのロシアの首都サンクト=ペテルブルク(ペテルブルク)。そこにあるのがエルミタージュ美術館です。その美術館を育て上げたのがあのエカチェリーナ2世だそうです。今回の展覧会では、ヨーロッパ各地、各時代の名画が一堂に会するようです。紹介のページ(http://www.ctv.co.jp/event/hermitage2017/works.html)を見ているだけでワクワクするラインナップです。

学生の方ならば、夏休みの平日に行くのが、比較的すいているのでお勧めです。
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