So-net無料ブログ作成
検索選択

ギリシア考古学の父シュリーマン [展覧会などの情報]

名古屋市立博物館で行われている『ギリシア考古学の父シュリーマン』展へ行ってきました。シュリーマンといえばミケーネ文明を発掘した考古学者として有名な人ですね。今回の展覧会では、ミケーネ文明の様子、シュリーマンの実像、当時の考古学などが扱われています。

最初は、出土したつぼやコインなどが展示されていました。資料集でよく見かけるオレンジ色のつぼなどを見ることができました。

次は、おそらくメインであろうシュリーマンの直筆スケッチ。一つ一つのわずかな出土品で丁寧に扱っていることが見えるスケッチです(ただし、シュリーマンの遺跡の扱いには問題点もあったとはいわれる)。

その次は、予想していなかったのですが、古代エジプトの品物が展示されていました。シュリーマンの時代の考古学的発見ということでの登場です。ミイラの内臓をしまうカノポス壺や、棺などがあり、このコーナーはミニエジプト展といった感じでした。

最後は書物。シュリーマンの書いた本や、ナポレオン時代の本、シーバルトの本など、19世紀の本が展示されています。本好きにはたまらないでしょう。

シュリーマンの伝記には創作部分が多いとか、考古学的手法に問題があるとか、現在ではいろいろと言われています。とはいえ、コンパクトながらもスケッチや本など、なかなか見られないものがあり、なかなかの展覧会だと思いました。

お土産コーナーはオリジナルポストカードは少ないですが、なぜか黒曜石の矢じりやミニ土偶などがありました。


2017年1月29日までやっているようです。

バロック展 [展覧会などの情報]

先日のことになりますが、岡崎市美術館で開催されている「ブリューゲルとバロックの巨匠」点に行ってまいりました。

この美術館を訪れたのは初めてです。駅からバスが1時間に1本くらいなので、少し大変な場所です。美術館は、広い公園に囲まれており落ち着ける場所です。その日は、公園で子供たちが遊んでいました。

バロックとは「ゆがんだ真珠」を意味する言葉で、ちょうど絶対王政の時代に栄えた芸術様式です。有名なベルサイユ宮殿も、バロック様式の建造物です。

今回の展覧会では、そんな時代の絵画が展示されています。世界史の教科書に出てくるレンブラントやベラスケス、ムリリョなどの絵がありました。そのほか、教科書には出てきませんが、幾多の画家の宗教画や神話をモチーフにした絵などがありました。

あまり聞いたことがない画家でも、それぞれに解説がつけられていたので、なるほどと思いながら観ることができました。ただし、モチーフの解説はありませんでしたので、聖書や神話などについて知っていればそれに越したことはありません。

11月27日まで開催されています。

レンブラントに代表されるように、バロック絵画ではスポットライトのような光の効果(とそれを際立たせる闇の効果)が顕著です。行かれるときは、ぜひ絵を遠くから見ることをお勧めします。そのほうが光と影の効果が鮮明になります。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

ランス美術館展 [展覧会などの情報]

静岡市立美術館(県立ではない)で開催されている「ランス美術館展」へ行ってきました。ランス美術館はフランスの美術館です。ランスは、フランク王国の始祖クローヴィスが改宗した場所だそうで、それ以降フランス王の戴冠式の場となっているそうです。

そんなランスの美術館から、バロック~印象派前後(とレオナール・フジタの作品)をバランスよく集め、展示していました。

ドラクロワとか、コローとか、いろいろな画家の作品がありましたが、特に誰かにスポットライトを当てているという様子ではありません。むしろ、美術史の流れに沿ってその時代の典型的な作品が展示されているといえます。そのため、順路に沿ってみていくことで、美術の様式がどのように変化していったかを感じ取ることができます。ロココの雰囲気、バロックの雰囲気といったものが感じ取れます。

ポストカードになっていなかったのですが、「フォンテーヌブローの森」やレオナール・フジタが描いたキリストなど、印象深い作品が多くありました。

美術史やフランス絵画に興味のある方は是非。

ウェブページのアドレス
http://shizubi.jp/exhibition/future_160910.php
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

ポンペイの壁画展 [展覧会などの情報]

名古屋博物館で開催されている「ポンペイの壁画展」へ行ってきました。

2016091014240000.jpg

土曜日としては、割合に混んでいました。

最近言った展覧会の中でも、とりわけ大きなインパクトを与えるものでした。

入るとすぐに、大きな壁画が私たちを迎えてくれます。赤い建物を描いたものや、タンバリンを描いたものなどがあり、いずれ未完成のパズルのように空白があるところがかえって時の流れを感じさせ、素敵なものにしています。やはり実際に見るのは良いものです。

次は、小品ですが、日常生活を描いた壁画が展示されていました。動物の様子や、映画「ベン・ハー」のような戦車競技の壁画などがありました。後者は、実は壁画の題材としては珍しいもののようです。

その次の神話をモチーフにした壁画に、私は最も大きな感銘を受けました。神話といってもギリシア神話がほとんどで、ホラティウスが「征服されたギリシア人は猛きローマを征服した」といったように、文化面ではギリシアが一枚上手だったのでしょうか。

アレクサンドロス大王の雄姿はかっこいいし、アキレスは壁画から飛び出てきそうだ。ギリシア神話は上流階級の教養であったらしいが、壁画には知を広める効果もあったのだろう。中世ヨーロッパの文字をよめない人が、ステンドグラスによって聖書の場面を知ったように、古代の人も壁画から神話を感じ取ったことも、あっただろう。

ちなみに、いくつかの壁画では「これはルネサンス期のもののようだ」と思えるものがあった。ルネサンスは古代ギリシアやローマを目指したのだから、当然といえばそれまでだが、面白い発見だった。

また、資料集で見たような絵も、実際に目の当たりにできたことは、非常に良かった。古代エジプトの神殿とは違い、文字はほとんど刻まれていなかった。しかし、壁画に切り取られたワンシーンワンシーンは、言葉によらずとも迫ってくるものであった。もちろん、神話の知識などがあったほうが味わえるだろう。だが、予備知識がなくてもヘラクレスやアレクサンドロスの雄姿は十分に感じ取れる。世界史ファンはもちろん、そうでない人でも十分に味わえると思う。

この展覧会を通して、「絵」についてとりとめもないが、いくつかのことを考えた。それもどこかで書いてみたいと思っている。

9月25日までです。

ウェブページのアドレス
http://www.chunichi.co.jp/event/pompei/



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

カレー・スパイス展 [展覧会などの情報]

本日、磐田市香りの博物館で開催されている「カレー・スパイス展」に行ってまいりました。

展示数はそれほど多くはないけれど、なかなか見ていて楽しく、工夫された展覧会でした。

コーナーは全部で3つに分かれています。まず、スパイス全体の概説があります。かつてヨーロッパではスパイスはわずかな量で牛一頭や黄金と同じ価値を持っていた。それくらい貴重でした。それゆえ、大航海時代には人々はアジアへ、遥かなる航路を刻んだのです。本展覧会では、大航海時代の船の模型や、大航海時代の人物のパネルがありました。さらに、この部屋では丁子やターメリックなどのスパイスの香りを体験することができます。このような体験コーナーがあることもこの展覧会の魅力です。

つぎにカレーの部屋があります。インドのカレーやスリランカのカレーなど、いろいろな国のカレーが模型で展示されていました。思わず食べたくなってしまいます。そのほか、レトロな感じの昭和カレーのパッケージの展示もありました。

さいごに、香辛料に言及した日本の古典的な文献(複製含む)の展示がありました。江戸時代の料理技術書などが興味深かったです。

図らずも、日本史、地理、世界史のいずれの側面からも興味深い展示となっていました。料金は300円と安いのもgood。ただし、展覧してある量はそれほど多くはありません。

ミュージアムショップでは、レトルトカレーや若干のスパイスが売られていました。

ウェブページのアドレス
http://www.iwata-kaori.jp/
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

美術館に行こう  [展覧会などの情報]

静岡県立美術館で開催されている「美術館へ行こう ディックブルーナーに学ぶモダン・アートの楽しみ方」へ行ってきました。

ディックブルーナーは、ミッフィーちゃんを描いている人ですが、私はどちらかという「モダンアートの楽しみ方」に惹かれていってまいりました。モダンアートって難しそうですもの。

行ってみたところ・・・。最初はミッフィーちゃんなどのキャラクターのイラストがお出迎え。私は詳しくないのですが、うたこちゃんとか少年・少女とか、いろいろなキャラクターがいました。シンプルで、かわいいですね。

続いて、「うさこちゃん、びじゅつかんへいく」という絵本のストーリーに沿って、県立美術館の所蔵品が展示されていました。

写実的な絵、動きを感じさせる絵、色に注目がいく絵・・・と展示が続きます。私は、抽象的なテーマの解釈法などが紹介されているのかな、と思いましたが、そういうものはありませんでした。むしろ、不思議さや謎を、不思議さや謎として味わい、感じることの大切さが説かれているように思われました。

職業柄、解釈などを重んじてしまいがちですが、感じ取ることや不思議を不思議として、わからないことをわからないこととして味わうのも確かに素敵なことだと思います。

子供連れの方々もいらっしゃったので、子供のうちから美術触れるという目的は十分達成できているという点でもよい企画だと感じました。

なお、フランスの中世都市などを題材にした版画も所蔵品展として同時開催されていました。

ミッフィーちゃんの展覧会は、9月8日までです。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

子供のためのシェイクスピア『オセロー』 [近世ヨーロッパ]

本日グランシップ静岡で開演された「子供のためのシェイクスピア『オセロー』」を観てまいりました。

『オセロー』は簡単に言うと、「嫉妬という怪物」にとりつかれた人々の物語です。嫉妬によって愛するものを手にかけてしまうという結末が待っています。

『オセロー」がそもそも子供向けの作品でないようにも思われますが、それはこの際置いておきましょう。子供のころからシェイクスピアに触れておくことは意義のあることですし、子供ではない人にとっても意義のあることです。

とても強烈な作品で、イアーゴーという人が、オセロー将軍を傀儡して、殺人にまで歩ませた男なのですが、「真の悪役」というべき存在でしたし(しかし、嫉妬は我々の中にもあるかもしれない)、そのほかの人物もそれぞれに個性的なのですが、いずれも運命に支配される人間であって、おもわず観客の力で運命を変えなければ、と思ってしまうほど引き込まれました(1)。

舞台はシンプルなのですが、音の効果などもあり、海や寝室など違和感なくステージ上に再現されるところもすごかった。

調べてみたところ、これまで『ジュリアス・シーザー』や『ロミオとジュリエット』などいろいろ演じているようで、知らなかったことを公開しています。来年は『リア王』とのことなので、ぜひ見に行きたいと思います。


(1)ちなみに、ディズニーアニメアラジンにイアーゴという鳥が出てくる。あの鳥は敵の大臣の味方をしたり、アラジンの側についたりした。シェイクスピア作品はこんなところにも顔を出す。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

ポンペイの壁画展 [展覧会などの情報]

8月の23日から、名古屋市立博物館で「世界遺産 ポンペイの壁画展」が始まるそうです。

火山の噴火で埋もれた町ポンペイには、そのころのローマの暮らしを伝えてくれる壁画がたくさんあります。今回の展覧会では、それらが一堂に会するようです。

ウェブページによると、日本初公開のギリシア神話をモチーフに描かれた壁画、部屋を彩った壁画などかなり多くの作品が紹介される模様。さらに、古代ローマの空間を再現した展示もあるそうです。

名古屋市立博物館の周辺には、古書店もあるので、そちらも併せて行ってみるとよいかもしれません。掘り出し物があるかも。

夏休みに行ってこようと思います。

ウェブページのアドレス
http://www.chunichi.co.jp/event/pompei/
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

迷宮レストラン [本の紹介]

今日は、ユニークな一冊『迷宮レストラン』(河合真理)を紹介したいと思います。

この本は、歴史上の有名な人物を取り上げ、その人物をモチーフにした料理を取り上げているという本です。人物の略伝、どうしてその料理にしたかのコメント、さらに料理の写真レシピが載っています。

料理の選定方法は、その人物の伝記に出てくる食材、その人の出身地や生活地域の食材など考慮しています。しかしそれだけでなく、その人物の個性やエピソードに応じたメニューがあり、そこがまた面白いところとなっています。

例えばクレオパトラの場合は、「じゅうたんを巻き付けて自身を隠し、カエサルに会いに行った』というエピソードから、ぐるぐる巻きにした薄いパンというメニューが考案されています。これはユニークだと思います。そのほかクレオパトラの場合で言えば、ローマで前菜とされていた灰ゆで卵や、支配階級の好みであったらしいアナゴなどが使用されています。

その時代の食の傾向、人物のエピソードなどが面白い一冊です。本書には、クレオパトラだけでなく、玄奘(三蔵法師)、チンギス=ハン、ダーウィン、シェイクスピア、ナポレオンなどなどのメニューが登場します。さらに、変わったところではドラキュラ(ウラド公)、サンタクロース、シンドバッドのメニューもあります。

食文化、歴史、地理、いろいろな角度から味わえる本でした。


迷宮レストラン―クレオパトラから樋口一葉まで

迷宮レストラン―クレオパトラから樋口一葉まで




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

カレー&スパイス展 [展覧会などの情報]

少しワクワクしています。磐田市香りの博物館で「カレー&スパイス展」が開かれるというパンフレットを入手したからです。

スパイスといえばまさに熱帯を生きる知恵の結晶です。食欲を増進させ、保存性を高めてくれます。

そんなスパイスと、カレーの香りを味わえる展覧会のようです。いまからよだれが出てしまいそうです。

「香りの博物館」はJR豊田町駅から歩いて数分です。

開催期間は2016年7月23日土曜日から10月16日までです。夏休み期間です。ラッキー
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理