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パリジェンヌ展 [展覧会などの情報]

名古屋のボストン美術館で開催されている「パリジェンヌ展」に行ってきました。

この展覧会は、パリジェンヌ、すなわちパリに生きた女性たちとその生活を、絵画やポストカード、衣服などの展示を通して明かしていこうとするものでした。また、パリの風俗も感じ取ることができました。

時代は18世紀後半から20世紀まで。フランス革命を経てナポレオンが登場し、その後ウィーン体制へ、さらに七月革命、二月革命がおこり・・・・・・と教科書的には続いていくあたりです。しかしながら、その時代の女性のファッションや暮らしはあまり扱われないところでしょう。

最初に、フランス革命前夜の女性の衣服や髪形などを紹介。面白かったのが、戦艦をかたどった女性の髪形。この髪型で学校に来た生徒がいたらどうしてくれよう、という強烈な髪形です。

次は19世紀ころのパリでの女性の暮らしです。時代的には、ナポレオン後フランスが再び絶対王政的な世に回帰しそうになり七月革命や二月革命が起こっていく頃です。ユーゴーの『レ・ミゼラブル』の時代でもあります。まさに女性の地位が低かった様子がいろいろな作品を通して浮かび上がってきます。「女性が創作活動に熱中するあまり、子供が水桶で犬神家状態になっているのにも気づかい」という幾分シュールで怖い風刺画もありました。

その後、19~20世紀の装飾品、実際のパリのポストカード、20世紀の女性たちと続いていきます。絵画だけでなく服などの実物もアクセントを添えています。

社会の様子、風俗に迫る雰囲気の出た良い展覧会でした。

以下にウェブページのアドレスを張っておきます。
http://www.nagoya-boston.or.jp/exhibition/list/parisienne-201706/outline.html


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大エルミタージュ美術館展 [展覧会などの情報]

栄駅近くの「愛知県立美術館」で開催されている、「大エルミタージュ美術館展」へ行ってきました。
エルミタージュとは「隠れ家」という意味で、そこでロマノフ朝の皇帝エカチェリーナ2世が美術に囲まれ、時には文化人を招いた、そんな場所です(1)。

今回の展覧会では、17世紀を中心に、各地の絵画を地域ごとに展覧してありました。イタリアに始まり、ネーデルラント、フランドル、スペイン、フランスなど多くの地域の絵を見ることができました。それぞれの地域や様式の差異を見比べられるのが大きな魅力です。

イタリアのヴェネツィアの様子、バロックの暗さと光、スペインのカトリック熱など見るところが多いです。教科書でみられる人物としては、レンブラント、ブリューゲル、ヴァトー、ルーベンスなど。前に静岡県立美術館に来たユベール=ロベールも2点ありました。私はアールト・ファン・デル・ネールという人の「月明かりの川の風景」という作品が印象に残りました。夜の明かりは月だけ、というのが素敵です。絵のうまさのみならず、よい景色を切り取っているなぁと。

私は王様にあこがれてはいませんが、これらに囲まれたエカチェリーナ2世はうらやましく感じます。

暑い夏に、皇帝の気分で冷房の効いた「隠れ家」にて絵画鑑賞、なんてのもいいのではないでしょうか?開催期間は9月18日までだそうです。



(1)井出洋一郎(監修)『世界の博物館 謎の収集』青春出版社、2005、pp160-1.
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夏の美術展 [展覧会などの情報]

夏休み期間に開催されている美術展を2つ紹介したいと思います。

1.「ボストン美術館 パリジェンヌ展」(6月10日~10月15日)(名古屋ボストン美術館)

名古屋の金山駅のすぐ近くにある「ボストン美術館」で開催されます。18~20世紀にパリに生きた女性たちを題材にした展覧会だそうです。様式的にはロココから印象派まで、広く扱われている模様です。注目点は、絵だけでなく衣装などの展示もあることです。

2.「大エルミタージュ美術館展」(7月1日~9月18日)(愛知県立美術館)

名古屋の栄駅の近辺にある「愛知県立美術館」で開催されます。皇帝がロシアをおさめていたころのロシアの首都サンクト=ペテルブルク(ペテルブルク)。そこにあるのがエルミタージュ美術館です。その美術館を育て上げたのがあのエカチェリーナ2世だそうです。今回の展覧会では、ヨーロッパ各地、各時代の名画が一堂に会するようです。紹介のページ(http://www.ctv.co.jp/event/hermitage2017/works.html)を見ているだけでワクワクするラインナップです。

学生の方ならば、夏休みの平日に行くのが、比較的すいているのでお勧めです。
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エジプト展へ行ってきました [展覧会などの情報]

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静岡県立美術館で開催されている「黄金のファラオと大ピラミッド展」へ行ってきました。やはりエジプト展は人気が高いようで、比較的混んでいました。世界史ファンとしてはうれしく、じっくり見るにはややつらいという状態です。

今回の展覧は古王国時代と中王国時代が主でした。ますは、古王国時代の王(ファラオ)の像が展示されていました。目がどことなくユーモラスな感じもありますが、いずれも迫力のある像でした。その後、中王国時代の展示もありました。中王国というと異民族ヒクソスの「侵入」が世界史ではメインになりますが、それ以外の豊かな顔を見ることができました。

その次には、王だけでなく役人の像や、仕事をする人々の像、女性の装飾品などが展示されていました。それらを見ると、古代エジプトがいかに組織された役人集団を持っていたかがよくわかります。また、個人的には、エジプトのゲームの展示が、「遊戯王」を思い出させてくれてなかなか良かったです。ゲームが進行と結びついているのも興味深い。

あと、ミイラの臓物をいれておく「カノポス壺」や石碑などのエジプト展定番の品物も多くみられました。最後の映像シアターも迫力があってよかったです。

お土産コーナーは定番のパピルス(古代エジプトの紙)やスカラベのほか、像やピラミッドの模型など、授業で活用しても楽しそうなものが多く売られていました(私は、ミニパピルス、神聖文字の書かれた下敷き、ミイラの模型をかいました)。

結構混むとは思いますが、一度訪れる価値は十分にあると思います。

ウェブページのアドレスを張っておきます。
http://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/exhibition/detail/6

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平成29年度 展覧会紹介1 名古屋市博物館編 [展覧会などの情報]

今年度の世界史系展覧会を紹介したいと思います。まずは、28年度に「シュリーマン展」などで世界史ファンを魅了した名古屋市博物館から行きたいと思います。

特別展 レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展 平成30年1月~3月25日

いきなり来年の一月の話で恐縮です。私はこの作品に詳しくはないです。サイトによると「アンギアーリの戦い」の壁画は失われた作品のようです。その作品の秘密の顔に迫る、直筆原稿などを含む資料が展示されるようです。そのほか、日本初公開のダヴィンチの作品や、ミケランジェロの作品も展示されるそうです。早くも来年が楽しみですね。

今年度は実は、浜松市美術館改装のために展覧会が減っているという残念(改装はいいけれども)なこともあるのですが、ほかの美術館で世界史系展覧会がないわけでもないので、それらも紹介していきたいと思います。

下に、ウェブサイトのアドレスをはっておきます。
http://www.museum.city.nagoya.jp/exhibition/special/lineup/index.html
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エジプト [展覧会などの情報]

カイロ博物館の貴重な品々が静岡で展示されるようなので、ご紹介いたします。

その名も「黄金のファラオと大ピラミッド展」です。場所は静岡県立美術館。期間は4月9日から6月25日までです。サイトによると、黄金のマスク、装飾品、像などが展示されるようです。

混みそうな感じなので、大型連休や日曜日よりは、土曜日に行きたいと思っています。きっと授業で活用できるパピルス(古代エジプトの紙)や神々の像などを手に入れることもできるのではないでしょうか、と思っています。

なお、そのほかの博物館も徐々に年間スケジュールをUPし始めています。それらもまた皆様にご紹介していきたいと思います。

以下に、本展覧会のウェブページのアドレスを張っておきます。
http://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/exhibition/kikaku/2017/01.php
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新年の展覧会 [展覧会などの情報]

新年に行われる展覧会を2つ紹介いたします。

1.「ユトリロ回顧展」(名古屋の松坂屋)1月2日~2月20日。
ユトリロは、世界史の教科書には出てきませんが、「エコール・ド・パリ」に属する、20世紀ころに活躍した画家です。私は、聖堂を描いた彼の絵に出会った中学生のころから知った画家です。白を多く使った街の絵が有名でしょうか。以下にウェブサイトのアドレスを載せておきます。

http://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/museum/2017_utrillo/


2.「ゴッホとゴーギャン」(愛知県立美術館)1月3日~3月20日。
こちらはいずれも世界史の教科書でも有名。この二人を同時に取り上げる展覧会は日本初とのこと。
以下にウェブサイトのアドレスを載せておきます。

http://www.g-g2016.com/aichi/

2017年もいろいろなところを訪れ、学び、味わってきたいと思います。


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ギリシア考古学の父シュリーマン [展覧会などの情報]

名古屋市立博物館で行われている『ギリシア考古学の父シュリーマン』展へ行ってきました。シュリーマンといえばミケーネ文明を発掘した考古学者として有名な人ですね。今回の展覧会では、ミケーネ文明の様子、シュリーマンの実像、当時の考古学などが扱われています。

最初は、出土したつぼやコインなどが展示されていました。資料集でよく見かけるオレンジ色のつぼなどを見ることができました。

次は、おそらくメインであろうシュリーマンの直筆スケッチ。一つ一つのわずかな出土品で丁寧に扱っていることが見えるスケッチです(ただし、シュリーマンの遺跡の扱いには問題点もあったとはいわれる)。

その次は、予想していなかったのですが、古代エジプトの品物が展示されていました。シュリーマンの時代の考古学的発見ということでの登場です。ミイラの内臓をしまうカノポス壺や、棺などがあり、このコーナーはミニエジプト展といった感じでした。

最後は書物。シュリーマンの書いた本や、ナポレオン時代の本、シーバルトの本など、19世紀の本が展示されています。本好きにはたまらないでしょう。

シュリーマンの伝記には創作部分が多いとか、考古学的手法に問題があるとか、現在ではいろいろと言われています。とはいえ、コンパクトながらもスケッチや本など、なかなか見られないものがあり、なかなかの展覧会だと思いました。

お土産コーナーはオリジナルポストカードは少ないですが、なぜか黒曜石の矢じりやミニ土偶などがありました。


2017年1月29日までやっているようです。

バロック展 [展覧会などの情報]

先日のことになりますが、岡崎市美術館で開催されている「ブリューゲルとバロックの巨匠」点に行ってまいりました。

この美術館を訪れたのは初めてです。駅からバスが1時間に1本くらいなので、少し大変な場所です。美術館は、広い公園に囲まれており落ち着ける場所です。その日は、公園で子供たちが遊んでいました。

バロックとは「ゆがんだ真珠」を意味する言葉で、ちょうど絶対王政の時代に栄えた芸術様式です。有名なベルサイユ宮殿も、バロック様式の建造物です。

今回の展覧会では、そんな時代の絵画が展示されています。世界史の教科書に出てくるレンブラントやベラスケス、ムリリョなどの絵がありました。そのほか、教科書には出てきませんが、幾多の画家の宗教画や神話をモチーフにした絵などがありました。

あまり聞いたことがない画家でも、それぞれに解説がつけられていたので、なるほどと思いながら観ることができました。ただし、モチーフの解説はありませんでしたので、聖書や神話などについて知っていればそれに越したことはありません。

11月27日まで開催されています。

レンブラントに代表されるように、バロック絵画ではスポットライトのような光の効果(とそれを際立たせる闇の効果)が顕著です。行かれるときは、ぜひ絵を遠くから見ることをお勧めします。そのほうが光と影の効果が鮮明になります。


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ランス美術館展 [展覧会などの情報]

静岡市立美術館(県立ではない)で開催されている「ランス美術館展」へ行ってきました。ランス美術館はフランスの美術館です。ランスは、フランク王国の始祖クローヴィスが改宗した場所だそうで、それ以降フランス王の戴冠式の場となっているそうです。

そんなランスの美術館から、バロック~印象派前後(とレオナール・フジタの作品)をバランスよく集め、展示していました。

ドラクロワとか、コローとか、いろいろな画家の作品がありましたが、特に誰かにスポットライトを当てているという様子ではありません。むしろ、美術史の流れに沿ってその時代の典型的な作品が展示されているといえます。そのため、順路に沿ってみていくことで、美術の様式がどのように変化していったかを感じ取ることができます。ロココの雰囲気、バロックの雰囲気といったものが感じ取れます。

ポストカードになっていなかったのですが、「フォンテーヌブローの森」やレオナール・フジタが描いたキリストなど、印象深い作品が多くありました。

美術史やフランス絵画に興味のある方は是非。

ウェブページのアドレス
http://shizubi.jp/exhibition/future_160910.php
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