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平成28年度 展覧会情報(静岡市美術館編) [展覧会などの情報]

今回は、静岡市美術館で開催される世界史系展覧会を紹介したいと思います。

「ランス美術館展」9月10日(土)~10月30日(日)。
ランスは、中世の定期市で有名なシャンパーニュ地方にある都市です。そこに所蔵されている近世~近代のフランス美術の展覧会のようです。ドラクロワやゴーギャンなどの画家の作品がある模様です。

夏休み明けなので、すいている平日に訪れることは難しそうです。




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平成28年度 展覧会情報(静岡県立美術館編) [展覧会などの情報]

平成28年度は、どんな展覧会があるのでしょうか。気になるものを紹介します。今回は静岡県立美術館のものです。

1.「東西の絶景」4月12日(火)〜6月19日(日)
収蔵品の展覧会です。モネやゴーギャン、そして日本の画家とのことです。

2.「フランス版画コレクションより」7月9日(土)〜9月4日(日)
こちらは常設展です。ミレーなどとのこと。夏休み期間と重なります。

その他、今年度の展覧会である「ウイーン美術史美術館展」は3月21日までやっています。

エジプトとかインカ帝国とか、ダイレクトな歴史系展覧会が今回はないようです。
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わが求道 畠中光享展 [展覧会などの情報]

先日、秋野不矩美術館で開催されている、「わが求道 畠中光享展~インドと共に~」を観覧してまいりました。

畠中光享さんは初めて見た画家ですが、インドがテーマということで気になって、行ってきました。

主に、仏典の場面や心を具体的な場面を通して描いた作品が多かったです。宗教をテーマにした絵というとモチーフなどが難しそうなイメージがありますが、今回のものは、どのような場面を描いたのかよくわかりました。

特に、インドの森の朝焼けの様子を描いた作品(ブッダが歩いた空間のようです)の鮮烈な赤は今でも頭に強く焼き付いています。そのほか、インドの煙突をひたすらに描いた「煙」や、仏のために空から花びらを降り注がせる様子をきらびやかな金を背景に描いた「雲上散華」などの作品がありました。

森の中のような、静かなひと時を過ごすことができました。


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ジーンズの少年十字軍 [本の紹介]

少し前に『少年十字軍』という本を紹介しました。

今回は、岩波少年文庫の『ジーンズの少年十字軍 上・下』(テア・ベックマン)を紹介したいと思います。

前回紹介した皆川博子『少年十字軍』は、エティエンヌの少年十字軍のお話になっていますが、今回の作品は、ドイツの少年ニコラースが率いた十字軍のお話です。

とはいえ、物語は現代(20世紀後半)に暮らす少年のドルフがタイムマシーンで少年十字軍の時代に吹っ飛んでしまうところから始まります(『タイムライン』という映画があるが、それっぽい)。そこでドルフは学生のフィボナッチ(フィボナッチ数列の人)に出会い、さらに少年たちの十字軍に出会い、それに参加していきます。

少年十字軍は、飢え、病気、大人の悪しき思惑など様々な苦難に直面します。ドルフは、現代の知識などを生かして、それらの危機を乗り越えようと努力します。彼らは乗り越えていけるのでしょうか?行けたならば、旅の果てに何が待っているのでしょうか?

とにかく大変な旅です。彼らにとっては悪魔にも等しい感染症、周囲の不振と無理解、人数は多いのに食べ物はわずか(マルサスか)、おまけにドルフのあまりに現代的な物言いに「異端」の疑いがかかる。

ともすると、中世ヨーロッパは暗黒時代とされてしまいがちです。この作品では、たしかにドルフの現代の知識は人々を救うものとなっています。しかし、ドルフは、中世の人々の心性や生き方に驚きと感嘆のような情を抱いてもいます。

神とともにある中世でありますが、単純に今より劣っているというものでもないし、かといって優れているというものでもないというように読めます。それぞれの時代に、それぞれの形で優れた人もいれば、悪しき人もいる、もしくはそれぞれの側面を持っている。歴史や時代を多面的にとらえるという点でも参考になる物語です。

むろん、ストーリーの引き込みも抜群です。私は、上巻を読み終えてのち、仕事が終わってすぐに本屋さんへ「遠征」に行ってしまったほどです。一つ一つの苦難の克服はもちろん、最終的に彼らを待っているのは何なのか、大人である修道士の正体は何なのか、という大きな興味も我々を引っ張っていきます。特に上巻の後半から下巻の中盤くらいまでが抜群です。

ちなみに、シチリアのフェデリーコ2世(フリードリヒ2世)が、名前だけですが、登場します。




ジーンズの少年十字軍〈上〉 (岩波少年文庫)

ジーンズの少年十字軍〈上〉 (岩波少年文庫)

  • 作者: テア ベックマン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2007/11/16
  • メディア: 単行本





ジーンズの少年十字軍〈下〉 (岩波少年文庫)

ジーンズの少年十字軍〈下〉 (岩波少年文庫)

  • 作者: テア ベックマン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2007/11/16
  • メディア: 単行本



センター試験 世界史B 第四問

第四問

問1 用語の意味をしっかり押さえているかが問われています。アッバース朝が弱ってきたころにできたファーティマ朝なので、自らもカリフを名乗っています。ただし、続くアイユーブ朝のサラディンは、スンナ派であり、アッバース朝のカリフの権威を尊重していました。

問2 アメンホテプ4世は、神官団に対抗するために、神官たちの神とは異なる神であるアトンの一神教を目指しました。それゆえに「独自の」なのです。

問3 現代史や、アラビア語など難しい選択肢が多いですが、幸いにも答えは比較的明快なイブン=サウードによるサウジアラビア王国建国です。サウードのアラビアだから、サウジアラビアなのです。今年はミスル(軍営都市)も出ていたので、アラビア語の用語も少し細かいところまで抑えておく必要があるかもしれません。

問4 ケベックは、フランス人による植民地です。それゆえ、現在カナダのケベック州ではフランス語が話されています。これは地理でも取り上げられる知識です。

問5 カタコンベとその機能については、過去にも出題例あり。ネロ帝やディオクレティアヌス帝がキリスト教を迫害したので、信徒たちは地下の墓にひそみ、そこで祈りを続けます。その時の地下の墓がカタコンベです。

問6 これは知らなかったのではないでしょうか。

問7 玄奘は一般的には三蔵法師として知られている人物です。ゆえに、彼が経典を持ち帰ったのはインドからです。彼のしるした『大唐西域記』もチェックです。

問8 基本的な用語を問う。「新文化運動」は20世紀前半の中国で、文学などを通して人々を目覚めさせ、外国の圧力と戦っていこうとした運動です。『新青年』を発行した陳独秀などが有名。上帝会は太平天国の乱を指導した洪秀全が作った組織。上帝とはまあ神のことだといえます。

問9 タキン党はわからなくても、フィリピンを支配した国はスペイン、そしてのちにアメリカ、ということからaが間違いだと分かる。フィリピンの独立運動の指導者としては、文芸を通して人々を応援し、盛り上げたホセ=リサール(彼の詩はネットで検索できるので、ぜひ読んでみてほしい)や独立の闘士アギナルドらが代表的。

センター試験 世界史B 第三問

問1 bが引っかかりそう。カイロネイアの戦いでは、おもにアテネの軍が敗れた。

問2 ミスルはイスラーム史の用語だが、やや細かいか。選択肢の②は、共和政というところで戸惑わないように。アウグストゥス以前が共和政(君主のいない体制)である。

問3 うっかりしていると④を選んでしまいそうだ。オスマン帝国が敗れた戦いは、ティムールとのアンカラの戦いだ。

問4 19世紀の清対英の戦いということからアヘン戦争を想起したい。その結果の南京条約で、清は香港を英国に渡した。ちなみに地図問題では、広州の位置も出やすい。チェックしておこう。

問5 国民政府=国民党の政府=蒋介石のころ。

問6 ANZUSまでは学習が追い付かないかもしれない。諦めず消去法で。あと、「コミンテルン」と「コミンフォルム」を間違えないように。前者は、社会主義を広めるための組織。後者は「インフォルム(inform)」とあるように、冷戦期にソ連と東欧諸国が形成した情報交換のための機関である。

問7 過去問に類題あり。2003年。

問8 正当がアインシュタインだったからよかったが、ほかの人物だったら難問となっていただろう。フォードのベルトコンベアによる自動車の大量生産は20世紀半ばという時期も含めておさえておこう。フォードは2009年に出題あり。

問9 ゲルニカは第二次世界大戦以前なので、それが一番初めということはわかるだろうが、あとの二つは厳しかっただろうか。学習が追い付いていない場合は、2択までは持ち込めるが・・・。なお、ゲルニカの爆撃を描いたのがピカソの『ゲルニカ』だということもチェック。



センター試験 世界史B 第二問

非常に遅くなり、ごめんなさい。
センター試験コメントシリーズ、世界史B第二問を始めたいと思います。

第二問

問1「始皇帝時代の兵馬俑」は2012年に出題あり。アルハンブラ宮殿は、「グラナダにある」ことも要注意だ。紫禁城はセンターでは目新しいが、「宋の都は開封」をふまえると、皇帝の宮殿が北京にあるという記述にだまされることはあるまい。

問2 同職ギルドには、親方が加盟していた。徒弟まで加盟すると、組織運営が大変になってしまう。とはいえ、知識としては難しい問題だと思う。

問3 年号の刻みが細かく、年代を知らないと解けない。資料の解析やおおよその時代理解を問う問題としてはよくないと思う。年号の暗記だけの問題になってしまっている。

問4 「立憲王政」=「権利の章典の下の王政」と考えることができればとける。イギリス憲法ってあったっけ?となると迷宮入りだが、そこからでも権利の章典に思い至ってほしいところだ。

問5 フーヴァー=モラトリアムは世界恐慌の時、ということに思い当れば大丈夫だろう。フーヴァー=モラトリアムの時代背景を問う点でいい問題だと思う。

問6 aでは法律の内容を、bでは歴史の流れを問うている。用語の暗記ではなく理解を問うよい感じの問題。bは論理的に言って、「王が逃げた→牢獄襲撃」はつながりが悪い。「王宮襲撃」ならわかるけど。牢獄を襲撃したのは、諸説あるが革命のための武器確保という理由がある。すなわち襲撃から革命が始まり、革命が進んでいく中で王が逃げ出した、という流れがある。

問7 『五経正義』はなぜかセンター試験常連さん(2005など)。著者の孔穎達も併せて。黎朝は明と同時代です。

問8 円明園に関しては、カステリオーネ作ということもおさえておきたい。

問9 文化大革命の内容も含めてこの辺りはよく出ている(2008や2011)。毛沢東による大躍進の失敗→鄧小平のやや資本主義的な政策→毛沢東の反撃=文化大革命→毛沢東の死後、劉少奇の開放路線という流れをマスターしておきたい。

直接的ではないにせよ、過去問と重なって見える問題が多くある。センターは過去問をマスターしよう。



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