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センター試験 世界史B 第一問

センター試験の問題が公表されたので、いくつかの問題を選んで簡単にコメントをつけたいと思います。後学の役に立てれば幸いです。

第一問

問2 専売は、生活に不可欠なものに対して行った方が効果的です。そのため、必需品の塩の専売が行われました(歴史上、砂糖の専売もないわけではないが)。十分の一税は、聖書の記述に根拠がある、教会に対して支払うべき税です。

問3 エラスムスの『愚神礼賛』は頻出事項。しかし、画家の方はあまり例がなく、消去法も厳しいだろう。

問4 ティムール朝の都はサマルカンド。川の間というビジュアルイメージで覚えておきましょう。ティムール朝がbのところまで拡大しているとは考えにくいです。ついでに、サファヴィー朝の都「イスファハーン」も「世界の半分」という異名とともにチェック

問5 鮮卑族の北魏は基本事項でしょう。キリル文字は細かいですが、ロシア方面の文字です。

問6 明確なのだが、本番で改めて考えてみると分からなくなりそうな気がしないでもない。消去法的に大まかな時代をとらえるいい問題だとは思う。

問7 基本事項です。ピョートル大帝に関しては、「清の康熙帝とネルチンスク条約を結んだ」こともチェック。1689年「とちを広く約束(1689)ネルチンスク」です。

問8 時代はかなり離れているので明らかなのだが、少し学習が追い付かない人物たちであるようにも思える。

以降はまた後程、コメントを加えます。

風景画の誕生 [展覧会などの情報]

先日、静岡県立美術館で開催されている「風景画の誕生 ウイーン美術史美術館展」へ行ってきました。

風景画というと絵の王道のような気がします。川、山、森、草原、海・・・そういったものを描いた絵はたくさんあります。

しかし、風景画はけっして古くからあったものではないようです。例えば、ルネサンス前後においては、絵画は主に聖書の場面を描いており、風景はあくまで背景となっているようでした。これは字の読めない人々にも聖書の内容を伝える効果があり、必要とされていたのでしょう。

その後、人の描かれない、もしくは人が主役ではないいわゆる風景画が出てきます。しかし、本展覧会は自然主義などの風景画は扱っていません。あくまで誕生の局面を扱ったものです。ただし、同時開催の常設展においてターナーやユベール・ロベールなどの近世以降の風景画も少し見ることができます。

世界史の教科書でおなじみの人物はほとんど見られませんでした。(常設展のほうにミレーやクールベの絵があったくらい)。

しかしながら、ルネサンスの絵は興味深い。タッチに自然主義やロマン主義を感じさせる萌芽があるし、ヨーロッパの芸術がキリスト教徒分かちがたく結びついていることがよくわかります。

個人的には、タンバリンを持った赤ちゃんの絵が印象に残っています。タンバリンははかなさの寓意なのだそうです。

ウェブページのアドレスを載せておきます
http://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/exhibition/kikaku/2015/05.php



百円ショップの鉱物2 [地理人]

百円鉱物シリーズ第2弾。(勝手にシリーズ化しました)。

今日は、紫水晶アメジスト)です。

murasakisuisyou.jpg

紫っぽく見えないのは値段が安いものだからでしょうか?

原産地はウルグアイ。南アメリカの国です。地理では、ブラジルとアルゼンチンの間くらいにあり、草原が広がり肉類生産が盛ん、スペイン支配の経緯によりカトリック教徒が多い、などが出てくるでしょうか。あまり鉱山国というイメージはないかもしれません。

100円ショップの地理アイテム [地理人]

100円ショップの回し者と思われるとこまります・・・、が、本日も100円ショップの地理アイテムを紹介したいと思います。

kokoyasi.jpg

何でしょう?これは?実はこれはココヤシ(ココナッツの木)の模型です。本来の用途は飾りですが、授業中に回覧するのに適切なサイズです。

最近はココナッツオイルがブームなので、そういった食材系の教材と一緒に回覧するとココヤシのイメージが一気に豊かになるのではないでしょうか。



100円ショップの鉱物1 [地理人]

砂漠にバラの花が咲く、とは信じられないかもしれません。しかし、砂漠にはバラがあるのです。「砂漠のバラ」が。

砂漠のバラ.jpg


それは実は、鉱物です。石膏などの鉱物の結晶が成長して形成されたもののようです。
本品は中国のものですが、メキシコモロッコなどでよくみられるそうです。(西部劇などで転がっている草タンブルウィードではありません)

私の持っているものはバラのように見えないかもしれませんが、うまく育っているものは本当にバラのように見えます。

直接に地理の教科書には出てきませんが、砂漠の空気を感じ取るための一品として。購入場所は100円ショップのセリアです。

ネーミング・ナビ [本の紹介]

「なんでイスラーム世界にはイブンさんが多いんだろう」とか「司馬遷ってどこからどこまでが苗字なのさ?」とか、世界史を勉強していて名前に関する疑問に突き当たった人も多いのではないでしょうか?

今日紹介する「幻想世界ネーミングナビ」は、そんな疑問に答え、さらに雑学を与えてくれるかもしれない本です。

もともとはファンタジー作品の登場人物の名前を決めるときの参考文献なのですが、内容は世界史の視点から見ても面白いものです。

まずは、世界の各国、各地域にどのような姓名があり、それはどのような意味を持っているのかを解説しています。たとえば、中国の項目では中国に多い姓(王とか李とか)のリスト、いくつかの姓の由来解説(司馬遷の司馬は、軍職名など)。さらによくある同姓同名のリスト、名前の持つイメージなどを解説しています。諸葛孔明とか諸葛亮とかいろいろな呼び方がある理由もばっちりわかります。

その他、タイ、インド・・・と世界のかなり広い地域にわたってよくある名前やその由来、意味などを解説しています。イスラーム圏に関していえば、「アクバル=大きい」「アッバース=獅子」など、世界史登場人物の名の意味がある程度わかります。

ヨーロッパでは、同じ由来の名前が各国でどう綴りが変わるかや、キリスト教成人に由来する名前のリストなどが面白いです。たとえば使徒ペテロに由来する名前が英語ではピーター、イタリアではピエトロ、ロシアではピョートルなど、面白いです。あとはエドワードの短縮形(あだな形?)がエディーになるとか雑学が。

ただ、国によって扱いの濃淡に差があります。たとえば、サウジアラビアやイラクなどは1ページで済まされ、名前の例がほぼありません。

とはいえ、名前に関する疑問に突き当たった人、カタカナの語感にひきつけられている世界史ファン等々の方々にはよい参考文献になるのではないかと思います。


幻想世界 ネーミングナビ ルール編

幻想世界 ネーミングナビ ルール編

  • 作者: ネーミング研究会
  • 出版社/メーカー: 笠倉出版社
  • 発売日: 2013/07/19
  • メディア: 単行本



新年のあいさつ

新年のあいさつを申し上げます。

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旧年中は、ブログをご来訪くださりありがとうございました。

本年も、ご笑覧よろしくお願いいたします。

今年が皆様にとって良い年でありますよう祈念いたします。