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ポンペイの壁画展 [展覧会などの情報]

名古屋博物館で開催されている「ポンペイの壁画展」へ行ってきました。

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土曜日としては、割合に混んでいました。

最近言った展覧会の中でも、とりわけ大きなインパクトを与えるものでした。

入るとすぐに、大きな壁画が私たちを迎えてくれます。赤い建物を描いたものや、タンバリンを描いたものなどがあり、いずれ未完成のパズルのように空白があるところがかえって時の流れを感じさせ、素敵なものにしています。やはり実際に見るのは良いものです。

次は、小品ですが、日常生活を描いた壁画が展示されていました。動物の様子や、映画「ベン・ハー」のような戦車競技の壁画などがありました。後者は、実は壁画の題材としては珍しいもののようです。

その次の神話をモチーフにした壁画に、私は最も大きな感銘を受けました。神話といってもギリシア神話がほとんどで、ホラティウスが「征服されたギリシア人は猛きローマを征服した」といったように、文化面ではギリシアが一枚上手だったのでしょうか。

アレクサンドロス大王の雄姿はかっこいいし、アキレスは壁画から飛び出てきそうだ。ギリシア神話は上流階級の教養であったらしいが、壁画には知を広める効果もあったのだろう。中世ヨーロッパの文字をよめない人が、ステンドグラスによって聖書の場面を知ったように、古代の人も壁画から神話を感じ取ったことも、あっただろう。

ちなみに、いくつかの壁画では「これはルネサンス期のもののようだ」と思えるものがあった。ルネサンスは古代ギリシアやローマを目指したのだから、当然といえばそれまでだが、面白い発見だった。

また、資料集で見たような絵も、実際に目の当たりにできたことは、非常に良かった。古代エジプトの神殿とは違い、文字はほとんど刻まれていなかった。しかし、壁画に切り取られたワンシーンワンシーンは、言葉によらずとも迫ってくるものであった。もちろん、神話の知識などがあったほうが味わえるだろう。だが、予備知識がなくてもヘラクレスやアレクサンドロスの雄姿は十分に感じ取れる。世界史ファンはもちろん、そうでない人でも十分に味わえると思う。

この展覧会を通して、「絵」についてとりとめもないが、いくつかのことを考えた。それもどこかで書いてみたいと思っている。

9月25日までです。

ウェブページのアドレス
http://www.chunichi.co.jp/event/pompei/



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